研究領域

4つの領域を、内的状態の計測と記述を共通基盤として接続します。研究内容だけでなく、方法論と接続する実証フィールドの現在地も公開します。

4つの研究領域

各領域に、接続する実証フィールドと、いま持っているもの、いま止めているものを併記します。計画と実績を、同じ面の上で区別できるようにするためです。

01人間–計算機相互作用Human-Computer Interaction

AIとの相互作用は、人間の判断・注意・自己像に何を残すか

実証フィールド
EGG(15分遮断+AI音声対話の没入空間)
持っているもの
実物大プロトタイプ1台・研究用実機1台、AI対話システム(実演可能)、研究計画・実験手順・同意書一式
止めているもの
人を入れた実験が一度もない。倫理審査
02 / BASE内的状態の計測と記述Measurement of Inner States

「変わった」を、後から検証可能な形でどう記録するか

他3領域の共通基盤

実証フィールド
EGG を最初の題材にする
持っているもの
方法論の骨格(事前固定/3系統/持続性/主張範囲)
止めているもの
指標の妥当性を見る研究者。ここが最初の一手
03環境の自律制御Physical AI / Autonomous Environments

空間そのものがインターフェースになったとき、設計原理は何か

実証フィールド
School Farm(水耕栽培の生産現場)
持っているもの
照度・電導率・気温・湿度・CO2・水流を1分おきに記録し、水流/バルブ/日照をリアルタイム最適化する制御の実装
止めているもの
連携先との条件が未確定(交渉中)
04知的活動の支援Learning, Organization, Decision-Making

AIが入った組織で、人間の学習と意思決定はどう再編されるか

実証フィールド
Gugen社内の実務/Gugen Lab の育成現場
持っているもの
AIを織り込んだ研究・業務の運用(文献探索・仮説台帳・実験バックログ・研究ログ)
止めているもの
観察の枠組みが未設計。身内が題材なので外部の目が要る

第2領域が、他の3領域の前提になります。

内的状態を測る方法がなければ、第1も第3も第4も検証できません。そのため当研究所が最初に取り組むのは、測定手続きの確立です。効果についての主張は、その手続きが固まったあとになります。

領域を広げる基準

領域を広げるかどうかは、この一問で決める —— それは「AIと接した人の側に何が起きたか」を測る話か。

この一問に「はい」と答えられないテーマは、どれだけ有望でも当研究所では扱いません。基準を持たない研究所は、外からは「何でもやる研究所」に見えます。

研究を支える2つの下層